【シナリオ集】メタモルフォシス論考
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――自分のこと、好きですか? 「わたし」のための「あなた」に、 あなたが、今すぐ、なってくれたらいいのに。 クトゥルフ神話TRPGシナリオ集『メタモルフォシス論考』 「変身」をコンセプトとしたクトゥルフ神話TRPGシナリオ集。 プレイタイム、プレイ人数、雰囲気、いろいろ選べる3本のシナリオを収録。 ■ご利用前に利用規約をご一読ください■ http://bkyd.kill.jp/log/?post_type=text&p=478 本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」
シナリオ集の概要
■特徴 ・読み上げ文が用意されており、すぐ回せる ・オンラインセッションで使いやすい、横型デザインのPDF ・わかりやすく整理された見やすいPDFデータ付属 ■シナリオ作成に使用したルールブック・サプリメント 『クトゥルフ神話TRPG基本ルールブック』第6版 『マレウス・モンストロルム』 ■収録 ・PDFデータ ・トレーラー画像 ・タイトル画像 ・マップ画像 ・テキストファイル・リッチテキストファイル ◎収録データは後日アップデート予定です。 ---20190401 テキストファイル・リッチテキストファイル同梱zipファイルを公開いたしました。
収録シナリオ
◎01.「巡る妖精」 ある日探索者のもとに100万円の賞金が提示され、「とある天才小説家を探してほしい」とのメールが届く。 出所の怪しい賞金や小説家の居場所を探るうちに、探索者はひとつの噂にたどり着く。 曰く、その小説家は神になったらしい。 しっとりしたけだるい雰囲気の不条理系シティシナリオ。 シンプルなつくりなので気軽にKPできます。 ●こんなPL・PCにおすすめ ・お金が欲しい ・オカルト好き ・不条理な出来事に遭遇したい ・自分の人生を後悔している ・居場所がないと感じたことがある ◎02.「あの夏、お姉様と湖のほとりで」 何の変哲もない平凡でさえない日々を送っていたはずの探索者は美少女ではなかった。 しかしある日気が付くと、涼やかな夏の光の中、紺色の制服を身にまとった美少女の姿になり、美しいお姉様に「かわいいお嬢さん」と呼ばれていたのだった。 RP重視茶番寄りのシナリオですが、RPや茶番が苦手な方も、軽めの探索・脱出シナリオとして十分楽しめます。 また、KPしやすさに重点を置いて作成したため、(NPCのRPが大変な点を除き)気軽に遊べる内容だと思います。 ●こんなPL・PCにおすすめ ・自分のPCを美少女にしたい ・急に美少女になって困惑したい ・むしろノリノリでRPしたい ・導線の整ったクローズドが好き ・茶番っぽいシナリオでもホラーを感じたい ◎03.「アイドルタイムはたぶんもうじき」 「のど自慢大会の参加者に選ばれた」という理由で誘拐された探索者たち。 理不尽な状況、奇妙な村と暗い町を駆け巡る様々な思惑、大量の情報。 翻弄される探索者が目指すべきなのは果たして、脱出と生還、もしくは大会での優勝、それとも完璧なアイドルになることか。 探索者の行動や判断ひとつで生還難易度が変動します。 KPはタイムキープや大量のNPC・資料の提示など処理が多く、丁寧な管理能力を問われます。 戦闘の難易度も高いですが、回避可能。 むしろ戦闘以外の要素で高難易度になるシナリオを求めている方、情報を整理し自分にできることを丁寧に考えたい方におすすめです。 ●こんなPL・PCにおすすめ ・どんな環境でも輝ける自信がある ・祭り上げられたい ・問題解決のために奔走したい ・大量の資料を精査したい ・因習の村に行きたい ●付録 ・年表 ・探索者誘拐事件時系列表 ・KPタイムキープ用チャート
シナリオ集のコンセプト
クトゥルフ神話の生き物を崇拝あるいは理解するようになった人間は、その生き物によって次第に変えられていく。かつて信じていたことに変わり、新しい信念をもつようになる。 ──クトゥルフ神話TRPG基本ルールブックP85 本シナリオ集は、基本ルールブックのこの記述をヒントに「変身」をテーマとして編んだ。「メタモルフォシス」とはギリシア語で「変形、変身」を意味し、いわゆる変身譚、人外へ変貌する物語も意識してタイトルをつけた。 引用の通り、探索者として生きることは「変わっていくこと」だと思う。変わるチャンスがあるだけで実際には変わらないかもしれないし、あまりにも苛烈な変貌によってもう戻って来ることができないかもしれない、でも、とにかく何かが変わる可能性がある。 その変身はシナリオという枠によって探索者に与えられたものだ。探索者はいつだって「変えさせられてしまう」哀れな存在である。 いつも振り回されてばかりの探索者にも、変身してしまうかどうか選ぶ権利を与えたい。選ぶ余地があってほしい。ここに用意した三本のシナリオは、変身させられる可能性についてのシナリオであると同時に、変身したいかどうか探索者が選択できるシナリオでもある。 変身を遂げることは、あるいは探索者として強く成長し強く生き延びていく理由になるかもしれないし、あるいは探索者を選択的に引退し、幸福な闇に溶けていくことかもしれない。 「巡る妖精」は短時間で気軽に遊べるシティシナリオである。ラヴクラフトの世界観の再現を目指し、陰鬱で不条理な雰囲気を用意した。 「あの夏、お姉様と湖のほとりで」は皆で和気藹々と楽しめるお遊び要素の多いシナリオである。遊びやすさに重点を置き、誰でも回せるシナリオを目指した。 「アイドルタイムはたぶんもうじき」は錯綜する情報や重苦しい展開を探索者の努力で打破するヒロイックなシナリオである。遊び応えのある本格的なシナリオとして楽しんでもらえれば嬉しい。 遊ぶ前と遊んだ後で何かが少し変わった気がする、そんな時間の一助となれば幸いである。 ──────────────── ■もっと知りたい『メタモルフォシス論考』 noteに詳細記事を掲載しております。 わくわく! たのしい! すぐに遊べる! 夢見る変身譚シナリオ集『メタモルフォシス論考』 https://note.mu/bkyd/n/n6b168f21d760